わたしん 眠りBlog

ロックとネック―枕(まくら)の話

こんにちは。

千葉県旭市、香取市、匝瑳市、銚子市、茨城県神栖市に店舗をもつ寝具専門店「わたしん」です。

 

 

日本のロックバンドで最も有名なグループの一つ、X JAPAN(エックス ジャパン)。
ご存じない方、ロックに興味のない方も、無理に調べる必要はありません。今回は、ロッケンローじゃなくロック、いえネック、首の話ですので……。

このグループのドラマーは、YOSHIKI(よしき)さんというイケメンさんですが、実は、首に頸椎椎間孔狭窄症(けいついついかんこうきょうさくしょう)という、10人中9人は、一度では覚えられないほど長い名前の病で手術をした経験の持ち主です。


彼のドラムをたたくパフォーマンスはすさまじく(やはり興味があったら調べてみてください)、ライブでは毎回注目され、ファンの熱狂的な支持を受けてきました。でも、ドラムのたたき方が激し過ぎるため、首が大きく振られ、それが病を引き起こしたのです。

 

手術後も、彼の激しいドラムプレーは変わらず、頸椎の椎間板ヘルニアが悪化して二度目の手術をすることになってしまいました。現在は、ドラムは控えてピアノでのライブで復活(才能のある人はマルチですごいです)していますが、また、彼のドラムパフォーマンスを見たいというファンは多いようです。でも、あまり無理しないでくださいね。

ここで「あれ? 首にもヘルニアってあるの?」と思った方、「あるんです!」、首にも椎間板ヘルニアが。頸椎は7個の骨(椎骨)で構成され、椎骨と椎骨の間には椎間板というクッション材のような組織があります。椎間板の中心には髄核(ずいかく)というゼリー状のものがあって、このゼリーが外側に飛び出て神経に触れ、さまざまな障害が起こるのが椎間板ヘルニアです。これは腰にも首にも起こります。

 

 

ここで、ちょっとだけ、知っている人は知っているレベルの医学的な知識を披露すると、ヘルニアが起こる主な原因は、椎間板にストレス(悪い姿勢や加齢)がかかることです。今回は頸椎に限って話を進めていきますが、首は体重の10%ほどもある重い頭を支えなければならず、普通の姿勢をとっていても強い負荷がかかっています。仮に体重50㎏の人なら5㎏の重さの頭を細い首(太い首の人もいますが……)で支えている計算になります。

 

しかも、現代人は、首にかかる負担が増えています。スマホの存在です。スマホを見るときは、どうしてもうつむいた姿勢になりますね。この状態では、上記の人の場合、首に20㎏、30㎏の負荷がかかるといわれています。その上、ゲームに熱中し過ぎたり、現代版ネット恋文のやり取りが長くなると、首を酷使する状態が長時間続きます。
これじゃあ、頸椎も悲鳴をあげはじめるというもの。昔は、うつむいて歩いている人は二宮金次郎さんくらいのものでしたが、いまは、誰もがうつむいて、トボトボ歩いています。これはいけません。

 

また、恐いのは、毎日お世話になっている枕が頸椎、首の筋肉に負荷をかけ、首や肩のこり、慢性頭痛といった症状につながる可能性があるということ。夜、就寝中に枕が静かな凶器となっている……、ちょっとしたホラーですね。今晩、安心して眠れますか?

それではどんな枕がいいのか? おすすめ、というか、いちばんの基本は、首の下をきちんと支えてくれるかどうか。首の下に空間があると、首の筋肉、頸椎にストレスがかかり、トラブルの種となります。そこに加齢などが加わると頸椎ヘルニアを起こす率も高くなります。ぜひ一度、寝具売り場、枕コーナーで、これと思う枕をアレコレ試してみてください。それも健康づくりの大切なポイントです。

掲載日:2019年5月15日