わたしん 眠りBlog
睡眠はもっとも大切なパワーチャージの時間
みなさん、こんにちは。
羽毛ふとん・マットレス・まくらなど千葉県・茨城県を中心に
6店舗展開している「眠りの専門店 わたしん」です。
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さて、本日は
睡眠はもっとも大切なパワーチャージの時間
について書きたいと思います。
これまで8時間の睡眠を取るのが理想的で、睡眠不足も寝過ぎも良くないとされてきましたが、近年では睡眠の「質」の大切さが説かれるようになり、20年前とは違う「快眠」の新常識が広まってきました。海外では睡眠は、何もしない時間ではなく、重要な「パワーチャージ」の時間と捉えられています。
日本では「寝る暇を惜しんで」などの慣用句があるように、何か大切な仕事がある場合には睡眠時間を削るのが美徳とされる風潮がありました。しかし睡眠時間を削ることは、かえって日中のパフォーマンスが落ちる結果になることが知られるようになってきました。では仕事のパフォーマンスを高めるには、どのくらいの睡眠時間が適切なのでしょうか。
今回は夏の夜の快眠のための、室温と体温のコントロール方法について考えてみたいと思います。
「寝る暇を惜しむ」のは危険な価値観
一日は24時間。当たり前のことではありますが、どんなに忙しくても私たちは一日24時間のなかでやりくりしていかなければなりません。これまでの古い価値観の日本人に多かったのが、睡眠時間を削って仕事や勉強の時間に充てるという考え方です。
ともすれば寝ないで頑張ることが美徳、とまで発展しかねないこの考え方は危険といえます。かつて仕事の成果を質より量で計っていた時代は通用した価値観かもしれませんが、現代は集中力や想像力が重視される時代です。睡眠時間が日中のパフォーマンスに大きく寄与するとすれば、無闇に削る発想は危ないと気がつくはずです。
睡眠時間は貴重な「充電時間」
限られた時間内でタスクをこなそうとすれば、ただじっと横になっているだけに見える睡眠時間は、真っ先に削りたくなる時間であるのも確かです。けれども睡眠には私たちが考える以上の重要な役割があることが、近年の研究で明らかになってきています。その一つの働きが「脳のゴミ出し」です。
頭の中のゴミ出しでメンタルや体を回復させる
睡眠中の脳内では、日中の脳の稼働によって生じた「脳のゴミ」を排出し、記憶を整理する作業を行なっています。脳のゴミとは脳に溜まった老廃物のことで、アミロイドβというタンパク質が固まったものです。睡眠中の脳はアミロイドβを排出して記憶の整理整頓を行い、メンタルや体を回復させてくれているのです。現代人にとって最も重要な作業を、睡眠が毎日せっせと行っているといえるでしょう。このアミロイドβという脳のゴミは、溜まると認知症の原因ともなる老廃物です。栄養の供給と老廃物の回収をしている脳内の毛細血管を流れる血流が、睡眠中にアミロイドβを押し流してくれるのです。
良質な睡眠が脳のメンテナンスをサポート
海外では睡眠は一種のトレーニングの時間であり、パワーチャージの時間と捉えるのが普通になってきています。人間は本来、寝ることに幸せを感じる生き物なので、寝ること自体を楽しむのはとても理にかなったこと。そのうえ睡眠によって脳のゴミ出しなどたくさんの効果が得られるのですから、良質な睡眠は取らないと大損といえます。
最適な睡眠時間とは?
睡眠時間は6~7時間が理想的だといわれていますが、ゴミがたまる前の40~50歳の時期には、特に良質な睡眠が必要となります。認知症の元となるアミロイドβを消し去る環境を整えるべき時期といえるでしょう。睡眠時間の長さについては多くの人が8時間睡眠を理想と考えていますが、必ずしもそうではなく、人それぞれ個体差があるのが自然なようです。基本的に人間には個体差があり、必要な食事量や体重などあらゆることが人それぞれです。睡眠に問題のない健康な人の睡眠時間は3時間から10時間以上と、7時間以上も幅があるといい、8時間睡眠が誰にとってもベスト、ということはないようです。
眠りについてのお悩みを伺っていると、加齢に従って7時間しか眠れないので困っているとおっしゃる方がよくいらっしゃいます。睡眠時間は季節や気温、日照時間によっても変化しますし、その日どれだけ体力や頭脳を消耗したかでも変わります。繁忙期などのアドレナリンが出やすい時期は短眠傾向になることも分かっています。スリープテック機器の進歩もあって、近い将来には誰もが簡単に自分の最適睡眠時間がわかるようになることでしょう。
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掲載日:2023年8月1日
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