

3月19日は「眠育(みんいく)の日」です。
2018年に一般社団法人 “日本記念日協会”に認定された比較的新しい記念日です。
「眠育って何?」
「聞いたことがない」
そう思う方も多いかもしれませんが、眠育はこれからの社会にとても大切な活動になると私たちは考えております。
今回は、眠育について紹介をしたいと思います。

眠育とは「睡眠教育」の略称です。
私たちにとって睡眠は必要不可欠ですが、保健の授業や食育などのように睡眠について正しく学ぶ機会はほとんどありません。
睡眠は免疫力を高め、心身をケアする働きがあります。
しかし、睡眠中は意識がないため、睡眠の質について重要視している人は多くはありません。
日本人は健康への関心が高い国民であるにも関わらず、睡眠の重要性の認識が薄く、医療関係者すら質の高い睡眠に重点を置いていないこともあります。
睡眠への意識が低いということは強いストレスを感じたり、心身に悪い影響を及ぼす可能性もあります。
そこで、子供のうちから良い眠りへの意識を高め、睡眠時間をしっかりと確保し、身体にあった寝具をきちんと使うことが必要と考えられています。
眠育にはお子様からお年を召した方まで、様々なカリキュラムやプログラムがありますが、私たちは主に、赤ちゃんやお子様が健やかに育つ良質な睡眠のための活動を「眠育」と呼び、大切にしていきたいと考えています。


お子様が健やかな心身を育むために、正しい睡眠の習慣は欠かせません。
子供にとって理想の睡眠時間は「10時間」
毎朝7時に起きる場合は夜の9時に眠ることが最適です。
また、ただ眠れば良いのではなく、質の良い睡眠をとることが大切です。
しっかり睡眠をとることは多くの成長ホルモンの分泌が促されます。
成長ホルモンは骨を伸ばし、筋肉を作り、記憶力や病気への抵抗力を高める働きがあります。


子供はいつでもどこでもすぐ眠れる。
そう思っていませんか?
それは大間違いです。
近年の眠りに関する研究では「睡眠負債(すいみんふさい)」という状態が子供の注意力の低下や疲れの原因ではないかと考えられています。
睡眠負債は毎日のわずかな睡眠不足が負債のように蓄積されていくことを言います。
先ほど書きました理想の睡眠時間である10時間より少ない睡眠時間を毎日続けていると睡眠負債が溜まっていき、日々の活動のパフォーマンスが低下したり、学力テストの正答率が下がったり、注意力が低下することがわかっています。
大阪市淀川区で子供を対象に行ったアンケートでは、とても疲れていると回答した子供の平均睡眠時間は7時間46分。子供の理想の睡眠時間からおよそ二時間少なく、睡眠負債が溜まっている状態だと言えます。
お子様の集中力が下がっているように感じる。
最近の学力テストの結果が悪い。
そんな風に感じることがあった時には、お子様に睡眠負債が溜まっていないか見直してみるのも大切かもしれません。


正しい睡眠をとり、スッキリとした気持ちで朝を迎えると、充実した毎日を送ることができます。
このような状態を「ポジティブサイクル」と呼びます。
ポジティブサイクルに入ると、達成感や満足感を得られるので、学習意欲も高まります。
- 毎日同じ時間に起き、朝日をしっかりと浴びる。
- 朝食は1日の活動の基礎。きちんとバランスよく食べる。
- 日中はよく体を動かす。
- お昼寝は15分程度。寝過ぎはNG
- 夕食は眠る2時間前までに。
- お風呂にしっかり入る。
- 眠る30分前はテレビ、ゲーム、スマートフォンなどの明るい光、刺激はNG
- 毎日同じ時間に就寝。しっかり睡眠時間をとる。
1日を通して良い眠りにつながる行動をとることでポジティブサイクルを作ることができます。


お子様がよく眠るためには身体に合った寝具を使うことも大切です。
特に枕とマットレスの組み合わせは重要になってきます。
マットレスはまっすぐ立っている姿勢と同じ姿勢になるように体重をしっかり支えられるもの。
また、お子様は汗をよくかくので、通気性に優れている素材がオススメです。
側生地が洗えるものだと、清潔に保てます。
枕は高すぎても低すぎてもよくありません。
マットレスのように立っている姿勢と同じになるもの。
仰向けと横向きで高さを変えることができるとさらにベストです。
子供用枕の中には成長に合わせて高さを調整できるものもあります。
もしも、お子様の寝具の高さがお使いのものが合っているかわからない。どんな寝具を使えばわからない。
そんなお悩みがありましたら、スタッフまでお尋ねください。
お使いの寝具を持ってきていただいても構いません。
他店の寝具でもOKです。お気軽にご相談ください。
オススメの眠育アイテム
西川 Suu Goo エンジェルまくら

天使の羽根の形が可愛い!
ぎゅっと抱きつく横向き寝にも、仰向けにもぴったりなお子様向けの枕です。
寝返りの多いお子様は左右の羽根を抱きしめる形で。
仰向けで寝るお子様にはくぼみが頭にしっかりフィットする形状になっています。
Suu Goo ぼくのわたしのまくら

「ぼくのわたしのまくら」は、お子様の快適な眠りをサポートする枕です。
お子様の成長に合わせて、調節シートで高さの調節をすることができ、枕本体はご家庭の洗濯機で洗うことができるので、清潔に使うことができます。

今回はお子様にとっての「眠育」を紹介しました。
子供の眠りは成長や心を充実させるために欠かせません。
お子様の眠りについて「眠育の日」にご家族皆様で改めて考えてみるのはいかがでしょうか。
わたしんではお子様用の寝具にも力を入れております。
また、眠りのプロであるスリープマスターがお子様の眠りについてアドバイスをさせていただくことも可能です。
ぜひ、ご相談ください。












